リアル
ある晴れた日。


アタシ(茜)はさえといつもの体育館裏にいた。


最近さえと一緒にいてもつまらないと感じてしまう。


あの時、ほんの少し前....


まだ、夏子、遥、麻波、さえの五人でいた時...


あの時がアタシにとって一番楽しかった時だと思う。


さえが煙草に火を付けた。


寂しく一つの煙が上がる。


アタシも火をつけた。


それでもその煙は寂しい...


もぅあの時には戻れないんだよね...?


何故か涙がでてきた....


さえは不思議そぅな顔でアタシをみている。


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