巡り行く季節の中心から【連載中】
もっと早く凛ちゃんと仲良くなれてたら良かった。
今までのつまらない学校生活を巻き戻してもう一度やり直せるのなら、私はきっと自ら凛ちゃんのもとへ歩み寄って、心の底から学校生活を満喫して生きてこれたと思う。
「私、凛ちゃんと仲良くできてよかった」
嘘偽りのない本音だった。
凛ちゃんには感謝してもしきれない。
笑いかけた私を見て凛ちゃんは一瞬キョトンとしてみせたあと、
「アタシも、ふゆちゃんとこんなに仲良くなれて嬉しいなっ」
そう微笑み返してくれたから、てっきり一方的な気持ちじゃないんだって安心してたのに。
神様は意地悪だった。
とことん私をどん底に落としたいらしい。
この安らぎの日々は長くは続かなかったのだ。
今までのつまらない学校生活を巻き戻してもう一度やり直せるのなら、私はきっと自ら凛ちゃんのもとへ歩み寄って、心の底から学校生活を満喫して生きてこれたと思う。
「私、凛ちゃんと仲良くできてよかった」
嘘偽りのない本音だった。
凛ちゃんには感謝してもしきれない。
笑いかけた私を見て凛ちゃんは一瞬キョトンとしてみせたあと、
「アタシも、ふゆちゃんとこんなに仲良くなれて嬉しいなっ」
そう微笑み返してくれたから、てっきり一方的な気持ちじゃないんだって安心してたのに。
神様は意地悪だった。
とことん私をどん底に落としたいらしい。
この安らぎの日々は長くは続かなかったのだ。