巡り行く季節の中心から【連載中】
こうしてたまゆらの幸せは呆気なく寿命を迎えてしまい、私はまた一人ぼっちになってしまった。
けれど、よく考えたら大したことじゃなかったのだ。
だってこんなの、ただ以前の生活に戻っただけに過ぎないのだから。
凛ちゃんと仲良くする前と比べて変わったことと言えば、イジメの度合いが少しばかり悪化したことと、幽霊女に加えて暴力女というレッテルまで貼られたことくらい。
幸せは長く続かないと言うけれど、これまで薄暗い底辺を這いつくばっていた私に、やっと神様が味方してくれたんだって思ってたのが甘かったのかな?
やっぱり神様は私に微笑んでなんかくれない。
信じても裏切られる日がくるのなら、私は一人でも構わない。
もう誰も信じられない。
友達なんて……――いらない。
けれど、よく考えたら大したことじゃなかったのだ。
だってこんなの、ただ以前の生活に戻っただけに過ぎないのだから。
凛ちゃんと仲良くする前と比べて変わったことと言えば、イジメの度合いが少しばかり悪化したことと、幽霊女に加えて暴力女というレッテルまで貼られたことくらい。
幸せは長く続かないと言うけれど、これまで薄暗い底辺を這いつくばっていた私に、やっと神様が味方してくれたんだって思ってたのが甘かったのかな?
やっぱり神様は私に微笑んでなんかくれない。
信じても裏切られる日がくるのなら、私は一人でも構わない。
もう誰も信じられない。
友達なんて……――いらない。