巡り行く季節の中心から【連載中】
*
時は経過し同日昼休み。
米澤 冬香の過去を暴くために、早速他のクラスにまで足を運んだ隊一行。
端から順番に当たっていくとしてまずはA組。
これが残念ながら青園小学校出身に該当者は無しでしょっぱなからハズレ。
次にB組だけど、これまたハズレ。
正しくは、いるにはいるけど今日は生憎体調不良でお休み、とのこと。
よりによってこのタイミングでなんて運が悪いわね。
あたしもここには去年来たばかりで詳しいことは知らないけど、青園小学校から東雲中学校へ進学した生徒はそんなに極僅かなのかしら。
仮にそうだとしても冬香だけが青園小学校出身というわけではなさそうし。
とにかくC組にこそ――、
「わたし青園小ですけど……?」
いたわ!
恐る恐る警戒心の露わにしながら廊下まで出て来てくれた女子生徒と距離を詰めれば、さり気なく後退された。
けどそんなの気に掛けることもなく、尋問の如く質問を繰り出す。
時は経過し同日昼休み。
米澤 冬香の過去を暴くために、早速他のクラスにまで足を運んだ隊一行。
端から順番に当たっていくとしてまずはA組。
これが残念ながら青園小学校出身に該当者は無しでしょっぱなからハズレ。
次にB組だけど、これまたハズレ。
正しくは、いるにはいるけど今日は生憎体調不良でお休み、とのこと。
よりによってこのタイミングでなんて運が悪いわね。
あたしもここには去年来たばかりで詳しいことは知らないけど、青園小学校から東雲中学校へ進学した生徒はそんなに極僅かなのかしら。
仮にそうだとしても冬香だけが青園小学校出身というわけではなさそうし。
とにかくC組にこそ――、
「わたし青園小ですけど……?」
いたわ!
恐る恐る警戒心の露わにしながら廊下まで出て来てくれた女子生徒と距離を詰めれば、さり気なく後退された。
けどそんなの気に掛けることもなく、尋問の如く質問を繰り出す。