巡り行く季節の中心から【連載中】
「一応、それっぽいことは聞いたことあります」
「何!?一体どんな理由なの!?」
「あの、ええと……」
「早く!時は一刻を争ってるのよ!」
「いや別に争ってなんかいないし時間に余裕もあるよね~」
加奈はそう言うけど、ここまで関わったからにはこれは戦争も同然よ。
それに昼休みなんてたった数十分の制限時間あっという間に過ぎていっちゃうわ。
「ごめんね。夏枝って熱中すると前しか見えなくなるタイプだから~」
こら加奈。どうしてあたしの代理と言わんばかりに謝罪しているのかしら。
まぁこうやって時々保護者面する加奈が、あたしにとっての良きストッパーであるのは否定できないけど。
それより肝心の理由よ理由!
はやる気持ちに背中を押されているあたしは、目の前にいる女子を更に催促する。
「何!?一体どんな理由なの!?」
「あの、ええと……」
「早く!時は一刻を争ってるのよ!」
「いや別に争ってなんかいないし時間に余裕もあるよね~」
加奈はそう言うけど、ここまで関わったからにはこれは戦争も同然よ。
それに昼休みなんてたった数十分の制限時間あっという間に過ぎていっちゃうわ。
「ごめんね。夏枝って熱中すると前しか見えなくなるタイプだから~」
こら加奈。どうしてあたしの代理と言わんばかりに謝罪しているのかしら。
まぁこうやって時々保護者面する加奈が、あたしにとっての良きストッパーであるのは否定できないけど。
それより肝心の理由よ理由!
はやる気持ちに背中を押されているあたしは、目の前にいる女子を更に催促する。