山口さんの妄想日記
特等席
1月22日(金)詩

特等席


暖房近くの窓際1番後ろ
6時間目に決まって日光がさすその席は最初の私の特等席

いつものそこに座っていたら
今日はあなたが現れた
明日はどこで会えるかな

ドア閉め係の廊下側1番前
1時間目に決まって校長先生と目が合うその席は次の私の特等席

私はもうあそこには座れない
だってあなたの隣はあの子の特等席
いつかは私も誰かの隣にと

特に何もない真ん中の真ん中
いつでも決まって当てられるそこは今の私の特等席

いつまでも忘れられないあなたの隣
いつまでも開きっぱなしの私の隣
今、そこに座った君は誰?
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