狼男 無限自殺 編
「「!!?」」
『!!!!!!!』
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・な・・・・・・
・・・・・・・ん・・・・・
・・・・・・・・だと・・・?
出口の扉まであと一歩のところ・・
・・・・背後から・・
何かが空から降ってきたかのように・・
“ドゴッ!!!!”
という着地音が聞こえた・・・。
「・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・。」
『フハハ・・・初めまして。
・・・BMUの諸君・・。』
ゆっくりと振り返った先・・・
ヴァンパイアも・・獏もかすむ・・
圧倒的なオーラを放つ“影”が俺達に向かって右手をかざしていた・・。
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・。」
その圧倒的な殺気・・。
その圧倒的なフォルム・・・。
今だけは・・綾野だけでなく俺も言葉を失ってしまう。
人型の・・【獣】・・・・。
筋骨隆々のその体・・・。
全身を覆うブラウンの体毛・・・
ゴリラなんて比にならないほどの、
・・・険しい眼光・・