狼男  無限自殺 編


事務室に戻って、コーヒーを煎れてくれたユカリさんと一緒に豆大福に手を伸ばす。



「上原シンジは浮気しなかったんですか?」


「はい。シンジ君は絶対にしてません。」


「アンナさんのローリングピーーーの、
悶絶テクニックで虜にしてたんですか?」


「いやいや・・!!私はそんな卑猥なテクニシャンじゃありません!!

ていうかローリングピーーーってなんですか!?」


「こうやって男性器を・・・。」


「いやいや律儀に説明しなくても大体分かるから大丈夫です!!」


「・・・・・・・・。」


「・・あ!?ちがっ・・いやいや!!
やったことないですからね!?」


「アンナさんはやっぱり面白いですね。」



豆大福が喉に詰まりそうになりながら、

慌ててテレビのボリュームを上げて誤魔化す・・。



「今日であらかたの依頼は一段落しましたのでしばらく暇になります。」


「そうですか・・。」


「だからアンナさんと上原シンジの恋物語また聞かせてください。」


「え~っと・・どこまで話したことありましたっけ・・?」


「初デートでたこ焼き食べた話と、

2回目のリベンジイタリアンで2人とも作法をよく分かってなくて、

ひっちゃかめっちゃかになった話は聞きました。」


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