狼男  無限自殺 編


「親戚も多そうだからお正月とか楽しそうですねっ。」


「はい。普段は2人の兄や、藪家のキョウスケ兄妹と一緒に遊んで、

夏休みやお正月は両家で大 スイカ割り大会やったり、

大 羽子板トーナメントやったりしてました。」


「ウチは一人っ子だったし、

親戚もそんなに多くなかったからちょっと羨ましいなぁ・・。」


「じゃあ今度キョウスケと3人で流しそうめんでもやりますか?」


「あ・・やってみたいかも!!」



牛丼を食べながらそうめんの話をする。
15時のおやつは何を食べたいか相談する。


私もユカリさんもまだまだ食欲旺盛なアラサーだと改めて認識し・・・・



“タラララララ~ン↑↑
タラララララ~ン↓↓”


「「・・・・・・?」」


コンビニの入店音と同じ設定がしてある事務所の扉が開く音が鳴った。


基本的にヒマだし、依頼人の方は事前に予約というかアポを取ってから来られるので、

たまに不意打ちで鳴るとちょっとビクっとする・・。

< 48 / 179 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop