狼男  無限自殺 編


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「アンナちゃんは飲み込みが早いねぇ。
アタシの若い頃そっくりだアハハ。」



恵子さん・・!?




「・・・もしもし?・・はいはい居るよ。

あ、そうそう。今月の領収書溜まってるだろ?さっさと持ってきなさいよ。」



電話の相手は誰・・?恵子さん・・・!




「はいはい。・・あ、ちょうど良いねぇ。

アタシの後釜紹介してやるからさっさと来なさいよっ。」


・・・・・・・・・!
お願い・・・まだ覚めないで・・!






「恵子ママ~!ごめん溜めちゃってて。
はいっ今月の領・・・・・・・。」

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“ピピピピピピピ!!!”


「シンジ君!!!!」


・・・あっ・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・ハァァ・・・。



汗びっしょりで起き上がって・・枕元のスマホが鳴らすアラーム音が響く・・。


いつもは、ぐーすか枕に頭を預けて、
気付いたら朝パターンだけど、

たまに見るハッキリした夢・・。


でも見るのはどちらかというと、
苦い記憶の追体験・・・。


でもおかげで、いつもは5回目ぐらいのスヌーズ機能でやっと目を覚ますけど、

今日だけはある意味シャキッと起きれたのかな・・?


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