狼男  無限自殺 編


「綾野、良い作戦がある。」


「・・?」


「さすがに宝飾店に男2人で入店するのは目立ちすぎる。」


「・・。」


「だが、1人で潜入するのは万が一の事を考えると危険だ。」


「・・。」


「だからやっぱり2人で入店するのが良い。」


「・・。」


「・・・・・俺と綾野は、
【ゲイ】という設定で行くぞ。」


「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・。」


「俺達はラブラブのカップル。なんでもいいから指輪を見に来たって設定で行こう。」


「・・。」


「・・・・ん?どうした?」


〔吐き気を催したので、
トイレ寄っていいですか?〕


「・・・・・・俺も、
自分で言いながら催してきた。」



玄関のすぐ側にあるトイレへ寄った後、

ヘルメットをかぶって綾野のバイクの後ろに跨がった。
























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