狼男 無限自殺 編
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「綾野。オネェっぽく振る舞えるか?」
〔努力します。〕
「やっぱり私服に着替えてくれば良かったかな・・。」
〔ユウマさんの私服はダサいから余計目立ちます。〕
「あれ?私服姿見せたことあったっけ?」
〔“No アントニオ猪木 No Life
元気ですかーー!!?”
ってでっかくプリントされてるいつものトレーニングウェア見てたら想像つきます。〕
バイクを停めて近づく店内。
緊張感が高まりながら・・いつでも刀に手を伸ばせるよう集中しながら、
“CELジュエリー”の扉を開けた。
“カラン カラン”
このようなお店に入るのは、3課の応援で宝石強盗犯の捜査をして以来か・・。
穏やかなクラシックBGMが流れながら、
上品で静かな雰囲気・・。
どうやら人気のお店のようで、
お客さんが既に何組か居て、
数名のスタッフも接客中のようだった。