DIYで魔法世界を再建!
ガサガサッ サクッ サクッ サクッ サクッ
「・・・ん??」
瞬く夜空をぼんやりを眺めていたら、教会の裏手の方で、妙な音が聞こえた。野生動物かと思ったけど、それにしては足音が重い。
住人がこんな真夜中に林へと入るわけがない。しかも林の方には灯りが一切見えない。こんな暗闇に包まれる林の中を灯り無しで歩くなんて、ほぼ確実に迷子になる。
ただ、この状況下の中で、心の迷いから奇行に走ってしまったのかもしれない。そう思った私は、すぐに『ポカピカのライト』を持って、その足音の主を追った。
このポカピカのライトは、鉄と同じく、精霊さんからお裾分けしてもらった資材の一つ。『ポカピカ』というのは、鉱物の一種。
この鉱物はとても面白い特徴があり、手で数分間温め続けると、じわじわと青鈍色に光る。つまり火を使わなくても灯りが確保できるのだ。
精霊さんの住処には、このポカピカがたくさん群生しているらしく、たくさんありすぎると眩しすぎる為、定期的に粉状にして捨てていたんだとか。
その現場をたまたま目撃した私は、ダメ元でその鉱物を譲ってもらったら、かなりいっぱい頂いた。この石を蔦で結べば、お手軽なライトの完成だ。もう住民全員が常時持っている。
近々、このポカピカの石を用いて、教会のライトも一新させようと思っていた矢先に、出鼻を挫かれてしまったのだ。
ちなみにポカピカの石は、手で温めるだけではなく、お湯に潜らせたり、温かい息をハーッと吹きかけるだけでも光る。
私はなるべく足音の主に気づかれないようにしながら、ポカピカの石に息を吹きかけ続けた。そして石を服の中に忍ばせて、なるべく相手に気づかれないようにした。
いきなり声をかけるとびっくりしてしまうかもしれないし、もしかしたら何か事情があるのかもしれない。
「・・・ん??」
瞬く夜空をぼんやりを眺めていたら、教会の裏手の方で、妙な音が聞こえた。野生動物かと思ったけど、それにしては足音が重い。
住人がこんな真夜中に林へと入るわけがない。しかも林の方には灯りが一切見えない。こんな暗闇に包まれる林の中を灯り無しで歩くなんて、ほぼ確実に迷子になる。
ただ、この状況下の中で、心の迷いから奇行に走ってしまったのかもしれない。そう思った私は、すぐに『ポカピカのライト』を持って、その足音の主を追った。
このポカピカのライトは、鉄と同じく、精霊さんからお裾分けしてもらった資材の一つ。『ポカピカ』というのは、鉱物の一種。
この鉱物はとても面白い特徴があり、手で数分間温め続けると、じわじわと青鈍色に光る。つまり火を使わなくても灯りが確保できるのだ。
精霊さんの住処には、このポカピカがたくさん群生しているらしく、たくさんありすぎると眩しすぎる為、定期的に粉状にして捨てていたんだとか。
その現場をたまたま目撃した私は、ダメ元でその鉱物を譲ってもらったら、かなりいっぱい頂いた。この石を蔦で結べば、お手軽なライトの完成だ。もう住民全員が常時持っている。
近々、このポカピカの石を用いて、教会のライトも一新させようと思っていた矢先に、出鼻を挫かれてしまったのだ。
ちなみにポカピカの石は、手で温めるだけではなく、お湯に潜らせたり、温かい息をハーッと吹きかけるだけでも光る。
私はなるべく足音の主に気づかれないようにしながら、ポカピカの石に息を吹きかけ続けた。そして石を服の中に忍ばせて、なるべく相手に気づかれないようにした。
いきなり声をかけるとびっくりしてしまうかもしれないし、もしかしたら何か事情があるのかもしれない。