DIYで魔法世界を再建!
それを確かめないといけない・・・という、謎の使命感があった。何故なら彼をこの集団に引き込んだのは、他でもない私だ。彼に『偽りの出生国』を偽らせたのも私だ。
その責任は、ある程度私が請け負わないといけない。話を聞くだけなら、無力な私でもできる。せめて彼の気持ちを少しでも楽にさせる為に、彼の心に溜め込まれた負の感情を、外へと流してあげたい。
私は意を決して、彼の真後ろに立った。だがその直後に放った一言に、思わず背中が凍りついた。
「・・・すまない・・・ユキナさん・・・」
「ッ?!!」
一瞬私の気配に気づいたのかと思ったけど、そうでもなさそうだ。私は別にシーズさんから嫌がらせを受けたわけでもないし、傷つけられてもいない。
にも関わらず、シーズさんが何故こんな言葉を呟いたのか分からないまま、彼は夜空に向かって懺悔を続けていた。
「私がこの場から立ち去れば、この状況が君達を救う事ができるのかもしれない。
ただ・・・それでも・・・
私は抗えないんだ。
自分の運命に従うしかない、もろい自分であり続けるしかないんだ・・・
全ては・・・・・『母』の為に・・・
そう、私はその為に誕生したに過ぎない。それが『母の息子』として生まれた、私の役目。
・・・だからこそ、私は愛するしかなかったんだ・・・
例え『怪物』に変わったとしても・・・」
その責任は、ある程度私が請け負わないといけない。話を聞くだけなら、無力な私でもできる。せめて彼の気持ちを少しでも楽にさせる為に、彼の心に溜め込まれた負の感情を、外へと流してあげたい。
私は意を決して、彼の真後ろに立った。だがその直後に放った一言に、思わず背中が凍りついた。
「・・・すまない・・・ユキナさん・・・」
「ッ?!!」
一瞬私の気配に気づいたのかと思ったけど、そうでもなさそうだ。私は別にシーズさんから嫌がらせを受けたわけでもないし、傷つけられてもいない。
にも関わらず、シーズさんが何故こんな言葉を呟いたのか分からないまま、彼は夜空に向かって懺悔を続けていた。
「私がこの場から立ち去れば、この状況が君達を救う事ができるのかもしれない。
ただ・・・それでも・・・
私は抗えないんだ。
自分の運命に従うしかない、もろい自分であり続けるしかないんだ・・・
全ては・・・・・『母』の為に・・・
そう、私はその為に誕生したに過ぎない。それが『母の息子』として生まれた、私の役目。
・・・だからこそ、私は愛するしかなかったんだ・・・
例え『怪物』に変わったとしても・・・」