DIYで魔法世界を再建!
第四十九章 聖なる誓い
「そう、とうとう決心したのね。」
「うわぁ?!!」
話を聞いていたのは、ヌエちゃんやシナノ様だけではなかった。茂みの中からヌッと姿を表したのは、ヨレヨレになってしまった筈の精霊さん。
顔色は数日前に比べるとだいぶ元に戻った様子だけど、それでもまだ足元が安定していない。骨折した足を無理やり動かしている感じだ。
私が何度も手を貸そうとしたけど、その度に精霊さんが私に目を向ける。「私の事なら大丈夫」と、目で訴えかけている。
「・・・ユキナ、私は貴方を見送る事に関して、大いに喜べない節があるわ。何故なら貴女が私
達にとって、それほど大切な存在だから。
でも、それでも貴女は行くのでしょうね。例え私が力づくで止めようとしても、それすらも振
り切ってしまうのでしょうね。」
「・・・精霊さん、私誓います。
決して無茶をしない事。そして、此処に必ず帰って来る事を・・・!!!」
「その言葉、決して忘れないで。
貴女が生きてこそ、この奇跡を成し得た。でもまだまだ、奇跡は起こせるわ。この世界の全て
を浄化する事だって、夢ではないわ
でもその為には、貴女が必要不可欠なの!!」
「うわぁ?!!」
話を聞いていたのは、ヌエちゃんやシナノ様だけではなかった。茂みの中からヌッと姿を表したのは、ヨレヨレになってしまった筈の精霊さん。
顔色は数日前に比べるとだいぶ元に戻った様子だけど、それでもまだ足元が安定していない。骨折した足を無理やり動かしている感じだ。
私が何度も手を貸そうとしたけど、その度に精霊さんが私に目を向ける。「私の事なら大丈夫」と、目で訴えかけている。
「・・・ユキナ、私は貴方を見送る事に関して、大いに喜べない節があるわ。何故なら貴女が私
達にとって、それほど大切な存在だから。
でも、それでも貴女は行くのでしょうね。例え私が力づくで止めようとしても、それすらも振
り切ってしまうのでしょうね。」
「・・・精霊さん、私誓います。
決して無茶をしない事。そして、此処に必ず帰って来る事を・・・!!!」
「その言葉、決して忘れないで。
貴女が生きてこそ、この奇跡を成し得た。でもまだまだ、奇跡は起こせるわ。この世界の全て
を浄化する事だって、夢ではないわ
でもその為には、貴女が必要不可欠なの!!」