DIYで魔法世界を再建!
「・・・ユキナ、残念だけど、私とはここでお別れよ。」
「・・・えっ??」
突然の宣言に戸惑う私、でも依然として、精霊さんの表情は全く崩れていない。今の私は、「どうして?」よりも、「なんで?」が勝る心境。
せっかくこれから、皆で協力して古龍を倒そうと意気込んでいるのに・・・。出鼻を挫かれるどころではない、前へ踏み込んだ足に剥き出しの釘が刺さったくらいの衝撃だ。
「私達精霊は、基本的に『不死』
・・・でも、『人間に手を貸す』という手段に出てしまうと、私達は必然的に朽ちてしまう。
でも、それでいいの。それが私達精霊にとっても、『名誉ある死』である事に変わりはないか
ら。」
「この林を拠り所にしている精霊さん達は、私がこの世界に転生した直後から、ずっと私達をサ
ポートしてくれたじゃない。
・・・まさかこの大舞台を、自らが降りる・・・なんて言わないよね?
そんなの嫌だよ。私にとって精霊さんも、『家族の一員』であり、大切な『仲間』なんだか
ら。」
「舞台を降りるんじゃないわ。
『形を変えて』貴女を支えたいだけよ。」
「・・・え?? ちょ、ちょっと?!!」
問いただそうとしたけど、その時には既に遅かった。今まで悠長に会話をしていた精霊さんは、もうそこにはいない。
しかし、私の手には、まだ精霊さんの感触が残っている。光の強さに負けて瞼を閉じている間に、精霊さんは宣言通り、姿が変わっていた。
目をゆっくり開けて、手元を見た私は驚愕の声を上げた。
「・・・えっ??」
突然の宣言に戸惑う私、でも依然として、精霊さんの表情は全く崩れていない。今の私は、「どうして?」よりも、「なんで?」が勝る心境。
せっかくこれから、皆で協力して古龍を倒そうと意気込んでいるのに・・・。出鼻を挫かれるどころではない、前へ踏み込んだ足に剥き出しの釘が刺さったくらいの衝撃だ。
「私達精霊は、基本的に『不死』
・・・でも、『人間に手を貸す』という手段に出てしまうと、私達は必然的に朽ちてしまう。
でも、それでいいの。それが私達精霊にとっても、『名誉ある死』である事に変わりはないか
ら。」
「この林を拠り所にしている精霊さん達は、私がこの世界に転生した直後から、ずっと私達をサ
ポートしてくれたじゃない。
・・・まさかこの大舞台を、自らが降りる・・・なんて言わないよね?
そんなの嫌だよ。私にとって精霊さんも、『家族の一員』であり、大切な『仲間』なんだか
ら。」
「舞台を降りるんじゃないわ。
『形を変えて』貴女を支えたいだけよ。」
「・・・え?? ちょ、ちょっと?!!」
問いただそうとしたけど、その時には既に遅かった。今まで悠長に会話をしていた精霊さんは、もうそこにはいない。
しかし、私の手には、まだ精霊さんの感触が残っている。光の強さに負けて瞼を閉じている間に、精霊さんは宣言通り、姿が変わっていた。
目をゆっくり開けて、手元を見た私は驚愕の声を上げた。