DIYで魔法世界を再建!
「・・・シナノ様、いいんですか? 私達重いですよ?」
「なーにを言ってる、私をみくびってもらっては困るなぁ。その気になればこの林を何十倍にも
広くさせる事ができる・・・筈だぞ!!」
「えー・・・」
「何じゃ?! その疑わしい目つきは!!」
別にシナノ様を馬鹿にするわけではない。ただ、神獣の背中に乗るなんて、罰当たりな気がして・・・。そんな事も言ってられない状況ではあるんだけど、若干まだ心配が拭いきれない。
真の姿になったシナノ様は、一見恐ろしい姿に見えるけど、その笑顔はヌエちゃんの肩に乗っている時とほぼ変わらない。
試しに触れてみたけど、まるで瑞々しいレタスを撫でている気分だった。とても冷たくて、御髪の一本一本が艶やかだ。こんな髪質、私でも憧れてしまう。
「ベヒモス大国に行くのは・・・
姉さんとシーズさん、そして私と・・・」
ヌエちゃんは辺りを見渡して、住人の合計人数を調べた。ざっと二十数名だ。でも、いくらシナノ様が本来の凛々しい姿になったとしても、この人数を全員乗せて飛べるわけがない。
飛べたとしても、途中で不時着する可能性が高い。それに、もし不時着したとしても、そこからまた林まで戻れる可能性も低い。
「なーにを言ってる、私をみくびってもらっては困るなぁ。その気になればこの林を何十倍にも
広くさせる事ができる・・・筈だぞ!!」
「えー・・・」
「何じゃ?! その疑わしい目つきは!!」
別にシナノ様を馬鹿にするわけではない。ただ、神獣の背中に乗るなんて、罰当たりな気がして・・・。そんな事も言ってられない状況ではあるんだけど、若干まだ心配が拭いきれない。
真の姿になったシナノ様は、一見恐ろしい姿に見えるけど、その笑顔はヌエちゃんの肩に乗っている時とほぼ変わらない。
試しに触れてみたけど、まるで瑞々しいレタスを撫でている気分だった。とても冷たくて、御髪の一本一本が艶やかだ。こんな髪質、私でも憧れてしまう。
「ベヒモス大国に行くのは・・・
姉さんとシーズさん、そして私と・・・」
ヌエちゃんは辺りを見渡して、住人の合計人数を調べた。ざっと二十数名だ。でも、いくらシナノ様が本来の凛々しい姿になったとしても、この人数を全員乗せて飛べるわけがない。
飛べたとしても、途中で不時着する可能性が高い。それに、もし不時着したとしても、そこからまた林まで戻れる可能性も低い。