DIYで魔法世界を再建!
第五十九章 致命傷
「いい加減にしなさいよ!!!
アンタはもう人間の価値観では生きられないのよ!!!
化け物になる前からとっくに・・・!!!」
感情が昂ってしまったヌエちゃんが、その吹き上がる怒りを抑えきれなくなり、つい発してしまった言葉。
その言葉を聞いた女王様は一旦固まるが、すぐにヌエちゃんを睨みつける。ヌエちゃんの体は一瞬ビクッと痙攣したが、それでも引き腰にならない。
ただ、私とシーズさんは勘づいてしまう。空気が一瞬にして張り詰め、『悪い予感』がじわじわと脳へ侵食する。そう、ヌエちゃんは心ならずも、女王様の逆鱗に触れてしまった。
「五月蝿い!!! お前のような平民に何が分かる!!!
お前達のような愚直な存在こそ、この世で最も不必要な存在である!!!
それすらも分からぬお前に、生きる価値など無い!!!」
女王様が牙を剥き出しにして、ヌエちゃんへ一直線に飛び付こうとしている。庇いたいけど、足元が水浸しな上、距離もある。
どうにか阻止できないか模索するよりも先に、女王様の指がヌエちゃんの目前に来る方が早い。それでも諦めきれない私が、ヌエちゃんに向かって手を伸ばすと・・・
アンタはもう人間の価値観では生きられないのよ!!!
化け物になる前からとっくに・・・!!!」
感情が昂ってしまったヌエちゃんが、その吹き上がる怒りを抑えきれなくなり、つい発してしまった言葉。
その言葉を聞いた女王様は一旦固まるが、すぐにヌエちゃんを睨みつける。ヌエちゃんの体は一瞬ビクッと痙攣したが、それでも引き腰にならない。
ただ、私とシーズさんは勘づいてしまう。空気が一瞬にして張り詰め、『悪い予感』がじわじわと脳へ侵食する。そう、ヌエちゃんは心ならずも、女王様の逆鱗に触れてしまった。
「五月蝿い!!! お前のような平民に何が分かる!!!
お前達のような愚直な存在こそ、この世で最も不必要な存在である!!!
それすらも分からぬお前に、生きる価値など無い!!!」
女王様が牙を剥き出しにして、ヌエちゃんへ一直線に飛び付こうとしている。庇いたいけど、足元が水浸しな上、距離もある。
どうにか阻止できないか模索するよりも先に、女王様の指がヌエちゃんの目前に来る方が早い。それでも諦めきれない私が、ヌエちゃんに向かって手を伸ばすと・・・