DIYで魔法世界を再建!
「ユキナさん、本当にどうもありがとうございました。
そしてごめんなさい、終末戦争とは関係のない転生者の貴女に、この世界の尻拭いをさせてし
まって・・・」
「え・・・えぇ・・・うん・・・
・・・でも、まだまだやる事は沢山あるよ。あの林をどんどん拡張させて、世界を再建しなく
ちゃいけないし。」
「そう、私達はいつも『壊す側』の人間だった。しかし貴女は違った、貴女は『作る側』だっ
た。そしてこの世界は、『作る側』の人間によって再建されていく。
きっと、旧時代よりも良い未来を迎えるでしょう。貴女は家具や小物だけではなく、
希望に溢れた未来ですらも作れる。まさに『神業』です。」
そう、私達は女王様と戦いながら、無意識に作っていたのだ。この世界の未来を、希望を。まさか自分のDIYが、ここまで壮大なものを作れるなんて思いもしなかった。
そう思うと、生前のスペックのまま転生した事は、ある意味大正解だったのかもしれない。女王様の魔術と比べると、だいぶ地味なものではあるけど。
それでも、作品を完成させた喜びや、次に作る作品のアイデアを練るワクワク感は、魔法では決して味わう事ができないだろう。
私はこの世界で生き残った人々に、物作りの喜びと楽しさを伝えられただけでも、十分に役目を全うできた気分だ。
シーズさんはヌエちゃんの事も抱きしめ、何度も何度も感謝と謝罪の言葉を呟いていた。ヌエちゃんの場合は、まんざら悪くもない・・・みたいな顔をしていた。
そんなヌエちゃんの大人な対応に、私はまた恥ずかしくなってしまう。私もこれくらいクールになりたい。・・・『次』がいつになるのか分からないけど。
そしてごめんなさい、終末戦争とは関係のない転生者の貴女に、この世界の尻拭いをさせてし
まって・・・」
「え・・・えぇ・・・うん・・・
・・・でも、まだまだやる事は沢山あるよ。あの林をどんどん拡張させて、世界を再建しなく
ちゃいけないし。」
「そう、私達はいつも『壊す側』の人間だった。しかし貴女は違った、貴女は『作る側』だっ
た。そしてこの世界は、『作る側』の人間によって再建されていく。
きっと、旧時代よりも良い未来を迎えるでしょう。貴女は家具や小物だけではなく、
希望に溢れた未来ですらも作れる。まさに『神業』です。」
そう、私達は女王様と戦いながら、無意識に作っていたのだ。この世界の未来を、希望を。まさか自分のDIYが、ここまで壮大なものを作れるなんて思いもしなかった。
そう思うと、生前のスペックのまま転生した事は、ある意味大正解だったのかもしれない。女王様の魔術と比べると、だいぶ地味なものではあるけど。
それでも、作品を完成させた喜びや、次に作る作品のアイデアを練るワクワク感は、魔法では決して味わう事ができないだろう。
私はこの世界で生き残った人々に、物作りの喜びと楽しさを伝えられただけでも、十分に役目を全うできた気分だ。
シーズさんはヌエちゃんの事も抱きしめ、何度も何度も感謝と謝罪の言葉を呟いていた。ヌエちゃんの場合は、まんざら悪くもない・・・みたいな顔をしていた。
そんなヌエちゃんの大人な対応に、私はまた恥ずかしくなってしまう。私もこれくらいクールになりたい。・・・『次』がいつになるのか分からないけど。