DIYで魔法世界を再建!
「あ、あともう一つ
お前はあっちの生態系とか、植物の毒性や効能は分からない筈だ。腹が減って毒キノコを食べ
てそのまま・・・なんて事がないように、これを渡しておく。」
そう言って神様が、懐から取り出して私に渡してくれたのは、一見すると『虫眼鏡』
ただ、虫眼鏡にしてはちょっと変な箇所がいくつもあった。レンズ部分が透明ではなく、水色。持つ部分もないし、周りに不思議な装飾もされている。虫眼鏡というより、ブローチみたいだ。
それに、私の片手に収まるサイズなのに、異様に軽い。スマホと同じくらいの軽さしかない。
「それを植物や動物に向けると、レンズに詳細が浮かび上がる。適した食べ方とかも教えてくれ
る筈だぞ。」
「・・・随分・・・至れり尽くせりですね。」
「煩いっ。こっちにだって立場があるんだぞ。
早々にリタイアされると、姉貴に何て言われるか・・・」
「そっか・・・お疲れ様・・・」
私がレンズを制服の胸ポケットに入れた途端。また私の体が光り始める。しかし今度は、光の強さが相当強い。強すぎて目が開けられないレベルだ。
目を腕で覆い隠すと、だんだんと私の体が暖かくなってくるのを感じる。その温もりに、思わず眠気を誘われてしまう。立っていられない程の、強烈な眠気。
そして、私は眠気のあまり、後ろへ倒れ込んでしまう。しかし、その衝撃はとんでもなく薄い。まるでフカフカのベッドに倒れ込んだ様な感覚。
「・・・じゃ、頑張ってな
期待してるぞ。」
意識が途絶える寸前、神様が私に、こんな言葉を送ってくれた気がする。でも、その声を聞いた直後、私の意識は完全に途絶えてしまった。
お前はあっちの生態系とか、植物の毒性や効能は分からない筈だ。腹が減って毒キノコを食べ
てそのまま・・・なんて事がないように、これを渡しておく。」
そう言って神様が、懐から取り出して私に渡してくれたのは、一見すると『虫眼鏡』
ただ、虫眼鏡にしてはちょっと変な箇所がいくつもあった。レンズ部分が透明ではなく、水色。持つ部分もないし、周りに不思議な装飾もされている。虫眼鏡というより、ブローチみたいだ。
それに、私の片手に収まるサイズなのに、異様に軽い。スマホと同じくらいの軽さしかない。
「それを植物や動物に向けると、レンズに詳細が浮かび上がる。適した食べ方とかも教えてくれ
る筈だぞ。」
「・・・随分・・・至れり尽くせりですね。」
「煩いっ。こっちにだって立場があるんだぞ。
早々にリタイアされると、姉貴に何て言われるか・・・」
「そっか・・・お疲れ様・・・」
私がレンズを制服の胸ポケットに入れた途端。また私の体が光り始める。しかし今度は、光の強さが相当強い。強すぎて目が開けられないレベルだ。
目を腕で覆い隠すと、だんだんと私の体が暖かくなってくるのを感じる。その温もりに、思わず眠気を誘われてしまう。立っていられない程の、強烈な眠気。
そして、私は眠気のあまり、後ろへ倒れ込んでしまう。しかし、その衝撃はとんでもなく薄い。まるでフカフカのベッドに倒れ込んだ様な感覚。
「・・・じゃ、頑張ってな
期待してるぞ。」
意識が途絶える寸前、神様が私に、こんな言葉を送ってくれた気がする。でも、その声を聞いた直後、私の意識は完全に途絶えてしまった。