DIYで魔法世界を再建!
第九章 精霊からの『頼み』
結局私と精霊さんは、『同盟』を結ぶ事に。私が魔力をこの地で一切使わない代わりに、この林にある資源は自由に使ってもよいと。そんな感じだ、私にしてみれば結構おいしい話だから、すんなり了承した。
魔力で生成された精霊さんでも、魔力を酷使する魔法使いは嫌いらしい。精霊さんの話によると、そういった魔法使いは、『兵士』という形で戦場に送り出されていたんだとか。
兵士達が大量の魔力を消耗した結果、世界が枯渇してしまった。もう戦争なんてやめてしまえばよかったのに、誰も止める事ができなかった、止められる空気でもなかったのかもしれない。
一度悪い方向に進んでしまうと、なかなか軌道修正するのは困難だ。私を蔑んでいた、Hさんの様に。
結局その精霊さんも、戦争の発端が一体何だったのかは分からないそう。でもまぁ、戦争のきっかけなんてそんなもんだ。
誰が言い出したのか、誰が仕組んだのかすら分からないまま、闇に消えていく事実。・・・いや、もう調べる人間がいないのなら、もう永久に分からないままだろう。
ただ、私にとっては、そんなのどうでもいい。人間がいないのは少し侘しいけど、精霊さんでもちゃんと話し相手になってくれる。
朝ごはんである焼きキノコを食べている間も、私が生きていた世界の話で盛り上がった。
やっぱりこの世界では、『科学』という言葉は使われないらしい。『科学』という言葉を初めて聞いた精霊さんが第一に発した言葉が、
「それって、『昆虫』か『動物の名前』??」だから。
認知の差はあるけど、少しずつ馴染むだろう。何故ならもう、私は元いた世界に帰る事はできないのだから。
ちょっと寂しい気もするけど、そんな事も言っていられない。せっかく住みやすい環境を見つけたんだから、後は此処の整備と、『精霊さんの頼み』にも手をつけなくちゃ。
魔力で生成された精霊さんでも、魔力を酷使する魔法使いは嫌いらしい。精霊さんの話によると、そういった魔法使いは、『兵士』という形で戦場に送り出されていたんだとか。
兵士達が大量の魔力を消耗した結果、世界が枯渇してしまった。もう戦争なんてやめてしまえばよかったのに、誰も止める事ができなかった、止められる空気でもなかったのかもしれない。
一度悪い方向に進んでしまうと、なかなか軌道修正するのは困難だ。私を蔑んでいた、Hさんの様に。
結局その精霊さんも、戦争の発端が一体何だったのかは分からないそう。でもまぁ、戦争のきっかけなんてそんなもんだ。
誰が言い出したのか、誰が仕組んだのかすら分からないまま、闇に消えていく事実。・・・いや、もう調べる人間がいないのなら、もう永久に分からないままだろう。
ただ、私にとっては、そんなのどうでもいい。人間がいないのは少し侘しいけど、精霊さんでもちゃんと話し相手になってくれる。
朝ごはんである焼きキノコを食べている間も、私が生きていた世界の話で盛り上がった。
やっぱりこの世界では、『科学』という言葉は使われないらしい。『科学』という言葉を初めて聞いた精霊さんが第一に発した言葉が、
「それって、『昆虫』か『動物の名前』??」だから。
認知の差はあるけど、少しずつ馴染むだろう。何故ならもう、私は元いた世界に帰る事はできないのだから。
ちょっと寂しい気もするけど、そんな事も言っていられない。せっかく住みやすい環境を見つけたんだから、後は此処の整備と、『精霊さんの頼み』にも手をつけなくちゃ。