DIYで魔法世界を再建!
ウウウウウゥゥゥ・・・
「っ?!」 「ユキナ・・・!!」
窓の戸の隙間から、悍ましい『唸り声』が漏れ出る。びっくりした私と、すぐ側で見ていた精霊さん。確かにこの林には多くの生物が住み着いているが、その動物達からのSOSだとすれば、黙って見ているわけにもいかない。
私は作っておいた『木刀』と『石のナイフ』を手に、忍足で部屋を後にする。本当は倉庫で見つけたナイフの方が良いのかもしれないけど、アレを壊すわけにもいかない。
ここは、神様からのギフトである『ステータス能力』に賭けてみよう。もし相手がとんでもなく強力なモンスターなら、一目散に逃げればいいだけ。
精霊さんは私を心配していた様子だったけど、せっかく整備したばかりの教会を荒らされても困る。ここは腹を括るしかない。
ドアを調整したおかげで、もうガラスを割る必要はなくなった。もちろん、教会の中へ侵入する為に割ったガラス窓も、もう既に木の板で補強済みだ。
多分もうガラス窓をはめ込む事はできそうもないから、あの枠組みに合った木の戸を作成中だ。ドアにも色々と手を加えておいたから、動かす時に全く軋む音がしない。さっきのドドルイの油を塗っただけなんだけど。
私は幼稚園生の頃、よく木登りをしていた。その頃の感覚を思い返して、私の背丈以上の大きなドアでも、どうにか登って油を塗った。
「っ?!」 「ユキナ・・・!!」
窓の戸の隙間から、悍ましい『唸り声』が漏れ出る。びっくりした私と、すぐ側で見ていた精霊さん。確かにこの林には多くの生物が住み着いているが、その動物達からのSOSだとすれば、黙って見ているわけにもいかない。
私は作っておいた『木刀』と『石のナイフ』を手に、忍足で部屋を後にする。本当は倉庫で見つけたナイフの方が良いのかもしれないけど、アレを壊すわけにもいかない。
ここは、神様からのギフトである『ステータス能力』に賭けてみよう。もし相手がとんでもなく強力なモンスターなら、一目散に逃げればいいだけ。
精霊さんは私を心配していた様子だったけど、せっかく整備したばかりの教会を荒らされても困る。ここは腹を括るしかない。
ドアを調整したおかげで、もうガラスを割る必要はなくなった。もちろん、教会の中へ侵入する為に割ったガラス窓も、もう既に木の板で補強済みだ。
多分もうガラス窓をはめ込む事はできそうもないから、あの枠組みに合った木の戸を作成中だ。ドアにも色々と手を加えておいたから、動かす時に全く軋む音がしない。さっきのドドルイの油を塗っただけなんだけど。
私は幼稚園生の頃、よく木登りをしていた。その頃の感覚を思い返して、私の背丈以上の大きなドアでも、どうにか登って油を塗った。