DIYで魔法世界を再建!
第十二章 飢えし獣 飢獣(キジュウ)
「っ?!!」
教会の裏手に回ると、その恐ろしい唸り声の主と対面する。
・・・だが、その姿は一見すると、『普通の山猫』に見えた。ただ、普通の山猫と異なるところは、唸り声だけではなかった。
その目からは、光が一切放たれていなかった。いや、もう『虚無』と例えても過言ではない。それくらい真っ黒だった。
その釣り上がった目と、涎をだらしなく垂らす口。餌がなくて飢えている状態にも見て取れるけど、そうでもなさそうだった。
何故なら、その山猫が私を見つけた途端、狂気を交えた鳴き声で、まるで女性の高笑いの様な鳴き声を発した。怨恨や妬みが込められた、悲しい鳴き声。
キャキャキャキャキャキャキャキャ!!!
「・・・これは・・・??」
私が、どうすればいいのかアタフタしていると。その山猫は私に向かって鋭い牙を向けて突進してくる。私は山猫の懐に入り込み、そのまま木刀で腹を貫いた。
ドシュッ・・・
ギニァァァァァァァァァァ!!!
てっきり山猫が衝撃で吹っ飛んでくれると思っていたけど、私が突いた木刀は、山猫の腹に穴を開けてしまった。
焦った私が木刀を振り払うと、血や体液を全く出さないまま、まるで枯れ果てた枝の様に、ボロボロになって朽ちていく。
これもステータスのおかげなのか? それとも、こうゆうモンスターの種類なのか?
教会の裏手に回ると、その恐ろしい唸り声の主と対面する。
・・・だが、その姿は一見すると、『普通の山猫』に見えた。ただ、普通の山猫と異なるところは、唸り声だけではなかった。
その目からは、光が一切放たれていなかった。いや、もう『虚無』と例えても過言ではない。それくらい真っ黒だった。
その釣り上がった目と、涎をだらしなく垂らす口。餌がなくて飢えている状態にも見て取れるけど、そうでもなさそうだった。
何故なら、その山猫が私を見つけた途端、狂気を交えた鳴き声で、まるで女性の高笑いの様な鳴き声を発した。怨恨や妬みが込められた、悲しい鳴き声。
キャキャキャキャキャキャキャキャ!!!
「・・・これは・・・??」
私が、どうすればいいのかアタフタしていると。その山猫は私に向かって鋭い牙を向けて突進してくる。私は山猫の懐に入り込み、そのまま木刀で腹を貫いた。
ドシュッ・・・
ギニァァァァァァァァァァ!!!
てっきり山猫が衝撃で吹っ飛んでくれると思っていたけど、私が突いた木刀は、山猫の腹に穴を開けてしまった。
焦った私が木刀を振り払うと、血や体液を全く出さないまま、まるで枯れ果てた枝の様に、ボロボロになって朽ちていく。
これもステータスのおかげなのか? それとも、こうゆうモンスターの種類なのか?