DIYで魔法世界を再建!
「・・・それにしても、此処に保管されている道具って、どれも頑丈で便利な物ばかりよね。
 これ全部、貴女一人で作ったの?」

「まぁ・・・というか、私しか作れる人はいないからね・・・」

「・・・ごめんなさい、これは愚問だったわ。
 いやいや、私が言いたいのはそうゆう事じゃなくて・・・。率直に、貴女が凄いと思っただけ
 よ。正直、私が生まれ育った国で売られていた道具より、かなりしっかりと作り込まれている
 わ。」

「材料さえあれば作れるよ。『生前』からよく作っていたから。」

「・・・?? 『生前』??」

初対面の相手は嬉しいけど、私の場合、話す事が多すぎて、1日ではとてもまとまりきらない。結局、互いの事が殆ど把握できるようになったのは、翌日の夕方だった。
それまでずっと、互いの疑問を互いに答え合い、その合間にも私が道具の点検や作成を行なう。
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