恋のカウントダウン
4月
今日は着任式とクラス発表の日。
クラス発表のため昇降口には人が集まっていた。
「穂花、クラス表見に行こ!」
親友の西城優香(さいじょう ゆうか)が声をかけた。
「うん!一緒のクラスだったらいいね!」
私たちは普通科だから3.4組のどちらかなんだけど...
3組 清水.....清水......清水......
「あっ、あった!優香、私 3組にあったよ!」
あれ?優香の表情が暗い...
「優香?」
「私 4組だ...」
「え...うそ...」
『え〜最悪じゃん、、』
声が揃った
「でも、お互い担任誰か気になるよね」
優香の言葉で気がついた。
そういえば、今日、着任式だったっけ....
「新しい先生、気になるよね」
「穂花は1年の時、横山先生にずっとくっついてたよね」
「うん、今もだけどね」
森本先生というのは、私が1年生の担任の先生で、担当は国語。
下の名前は悠月。生徒たちには「づっきー先生」とか「もりりん」って呼ばれてた。
男子よりもイケメンなボーイッシュな先生だったから、女子に大人気だったんだぁ
だから、私もよくづっきー先生〜って話しかけてた。