はないちもんめ
第一章


小さい頃、はないちもんめをするのが大好きだった。



自分の名前が呼ばれるのを今か今かと待つ瞬間が、たまらなくドキドキして、たまらなくワクワクした。



恋って、はないちもんめに似てる気がする。


自分のことを選んでくれる人が現れるのを、私は今か今かと待っている。









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