俺様御曹司に溺愛されました。

圭人side


俺は会社の社長をしている。
昔から顔だけはいいとチヤホヤされて来たが
それが苦手だった。

そんな俺には密かに想いを寄せている人がいる。

それは秘書だ。

出会いは彼女が俺の秘書になる前だ。
俺はプライベートではすごく地味な格好をして
余計なものを寄せ付けないようにしている。

そんな時、肩にぶつかって来た人がいた。

『いたっ。』

『おいおい、にいちゃん、ぶつかったろ?謝れや』

『いや、そちらが……』

『あ?こっちから当たったていうんか?言いがかりじゃねーのか?こら』

『あ、いや……すみません。』

『なんや?聞こえんぞ?』

『ちょっと!あなた!自分からぶつかっといて謝らせるとかありえないですよね!』

『え?』

『なんだとねーちゃん、文句あるってのか?』

『わたし見てましたから、自分からぶつかってきたくせに無理やり謝らせるとか人としてどーなの?て言ってんの、それでも大人か?』

『くそ……生意気な!!もういい!覚えてろよ。』

『もう、ほんとに大人のくせにね〜!

あ、お兄さん大丈夫?』

『あ、はい。ありがとうございます。助かりました。』

『よかった!もうあんな人相手にしないで無視するのが1番よ!
じゃ、わたしはこれで』

『あっ!あの、ほんとにありがとうございました!』

『いいえ〜〜〜!気おつけてね!』

それが彼女との最初の出会いだ。

この日から俺は彼女のことが忘れられなかった。
もしかしたら、一目惚れなのかもしれない
また会えないかとずっと願っていた。
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop