Sweet Love~極上に甘い恋~
マズい、鼻血が出てきそう…。

その姿、めちゃめちゃセクシーなんですけど…。

って、今は大森さんを見ている場合じゃない!

勉強勉強、今はこれが先。

大森さんから教科書に視線を向けたわたしに、
「お勉強ですか?」

大森さんが顔を覗き込んできた。

わかったなら集中させて。

「何で今さら?」

そう言った大森さんに、わたしはずっこけた。

「明日テストなんです!」

強い口調で言ったわたしに、
「テスト?」

大森さんが珍しそうに聞き返してきた。

「だから勉強してるんです!」

わかったなら集中させてよ!

こっちは必死なんだから!

そう思っていたら、
「教えてあげましょうか?」

大森さんが言った。
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