Sweet Love~極上に甘い恋~
何と言う噛みあわない回答をしてきたのだろう?

その事実に固まっているわたしに、
「何してるのですか?」

大森さんが聞いてきた。

何してるのですかって、あなたのせいじゃないですか!

心の中で毒づきながら、
「わたしじゃなくて、子供ですよ?」

わたしは言った。

「あ、子供の方だったんですか?」

大森さんが気づいたと言うように言った。

子供の方だったんですかって、一体何を思って話を聞いてたんですか!?

「子供はそうですね…」

大森さんは難しい顔をして考えた。

それって、難しく考えるものですか?
< 172 / 328 >

この作品をシェア

pagetop