Sweet Love~極上に甘い恋~
「そんなに嬉しいのですか?」

またクラクションが鳴った。

嬉しい訳ないでしょ!

と言うか、大森さん完全にスイッチ入ってますよね!?

ドSとエロのスイッチ、入ってますよね!?

わかっているんですよ。

マネージャーと学生、そして妻をやっている人間には、スイッチがどうだとかこうだとか言うことくらいわかっているんですよ。

「そろそろ、家へ帰りませんか?」

大森さんが言った。

おいおい、妖艶な笑みのままでそのセリフを言うんじゃないよ。

でもそんな笑みの彼には逆らえないので、
「はーい…」

わたしは車を走らせた。
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