Sweet Love~極上に甘い恋~
「一体何を慌てているのですか?」

その声に視線を向けると、大森さんがちゃっかりとお風呂の中に入っていた。

しかも、わたしと向かいあっている状態である。

いつの間に入ったー!?

心の中で叫んだのと同時に、わたしはお湯の中に潜りたくなった。

潜って逃げることができたら、どんなに楽なんでしょう?

そう思っていたら、
「キレイですよ、乃南さん」

大森さんが言った。

そのセリフに、わたしの心臓がドキッ…と鳴った。

もう何回も聞いたセリフなのに、何で心臓はドキッと鳴っているのよ…。

飽きるくらい何回も聞いたセリフなのに、どうしてドキッ…と鳴り出すの?
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