Sweet Love~極上に甘い恋~
わからない。

わからないけど、毎回のように心臓がドキッ…と鳴るのは確かなことである。

「キレイ過ぎて、頭がおかしくなりそうです」

近づいてきた大森さんに抱きしめられたのと同時に、唇を奪われた。

「――んっ…」

口の中に舌が入ってきた瞬間、わたしの唇から声がこぼれ落ちた。

「――んっ…」

舌で口の中をなでられる。

「――はあっ…」

唇が離れた瞬間、そこからこぼれ落ちたのは消えてしまいそうな甘い吐息だった。
< 245 / 328 >

この作品をシェア

pagetop