Sweet Love~極上に甘い恋~
その日、わたしは本屋で雑誌を立ち読みしていた。

「“勝負下着”か…」

雑誌に書かれていたその単語に、わたしは呟いた。

何となく手に持った雑誌を開いて読んで見たら、そんなことが書いてあったのだ。

彼氏をドキドキさせる方法が勝負下着…か。

でもそんなもので大森さんをドキドキさせることができるのかな?

いつもわたしの方がドキドキさせられているって言うのに。

けど…待てよ?

わたしは暗記をするようにその記事を読んだ。

本屋を出た後、勢いよく下着ショップに転がり込んだのは言うまでもない話である。
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