Sweet Love~極上に甘い恋~
ポカーンと口を開けているわたしに、
「何かご不満でもあるのですか?」

大森さんが聞いてきた。

いや、そう言う意味じゃなくて。

首を横に振ろうとしたわたしに、
「できないのですか?」

大森さんが続けて聞いてきた。

だから、そうじゃなくて…。

大森さんは妖艶な笑みを浮かべたままである。

ヤバイ、よ…。

わたしの心臓、今すごくドキドキと鳴っているよ…。

ずるいですよ、大森さん。

わたしがそう思ったのと同時に、大森さんはベッドのうえで横になった。

「乃南さん」

求めるように、大森さんに名前を呼ばれる。

ずるいですよ、大森さん。

あなたは犯罪者です。

そう思いながらわたしはベッドのうえに躰を乗せた。

ギシッと、ベッドが大きく軋んだ。
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