Sweet Love~極上に甘い恋~
「――きゃっ…!」

ズルッと、階段を踏み外した。

何かをつかもうと思って手を伸ばすけど、時すでに遅し。

そのまま、ゴロゴロとわたしは階段を転がり落ちた。

目が回る…。

気持ち悪い…。

止まることなく、わたしは1番下まで転がり落ちた。

ゴンと言う音と共に、頭に鈍い痛みが走る。

「きゃーっ!」

どこからか悲鳴が聞こえた。

だんだんと、意識が遠くなって行く…。

その後は、何が起こったのかよくわからなかった。
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