Sweet Love~極上に甘い恋~

初めましてのごあいさつ

彼女と一緒に部屋に戻ると、大森さんと言う男の人がいた。

彼の顔を見た瞬間、わたしの足が震えた。

「あの、ちょっと2人きりになってもいいですか?」

大森さんが彼女に言った。

彼女は不安そうな顔をしたけど、頭を下げると部屋を出て行った。

部屋にはわたしと大森さんの2人きりになってしまった。

どうすればいいのかわからなくて、わたしはうつむいた。

「本当に、わからないのですか?」

黙っていると、大森さんが声をかけてきた。

顔をあげると、悲しそうな彼の顔が目の前にあった。

わたしは、首を縦に振ってうなずくことしかできなかった。
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