Sweet Love~極上に甘い恋~
わたしと目があうと、大森さんは笑顔を見せた。

そのとたん、頭に軽い電気が走ったような感覚を感じた。

――ああ…やっと、全てを思い出した。

全部を思い出した瞬間、
「――大森、さん…」

目の前の愛しい人の名前をわたしは呼んだ。

名前を呼んだわたしに、
「どうしたのですか?」

大森さんが聞いてきた。

「――わたし、思い出しました…」

そう言ったわたしに、大森さんは嬉しそうに笑顔を見せてきた。
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