Sweet Love~極上に甘い恋~
「乃南、山中乃南…。

けど今は、大森乃南…」

自分の名前を言ったわたしに、
「乃南さん!」

大森さんがとても愛しそうにわたしを抱きしめてきた。

わたしも、大森さんの背中に自分の両手を回した。

温かい…。

このまま時間が止まって欲しいと思った。

そうすれば、魔法が解けるようにこの夢が醒めることはない。

大森さんと見る極上に甘い夢が醒めて欲しくないと、わたしは思った。

ずっと、ずっと、このままでいて欲しい。

お願い、醒めないで…。
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