Sweet Love~極上に甘い恋~
そう思っていたわたしの心を読んだのか、
「アタシだって、醒めて欲しくないです」

大森さんが言った。

「乃南さんと一緒に見る夢、何があっても醒めて欲しくないですよ」

心の中で呟いたわたしの声が、大森さんに聞こえたのだろうか?

それとも、大森さんもわたしと同じことを思っていたのだろうか?

わたしが大森さんを見つめると、
「けど、この夢が醒めることは決してないです」

言い終わったのと同時に、チュッと額にキスをされた。
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