Sweet Love~極上に甘い恋~
と言うか、お食事中ですよ!?

お食事中に何やってんのよ、わたしたち!?

「――ちょっと…!」

わたしは唇を離した。

唇を離された大森さんはちょっと悔しそうな表情を浮かべた。

普段は見れないその表情に、わたしは心の中でガッツポーズをした。

と言うか、今はそんな場合じゃない!

「ご飯、冷めちゃいますよ?」

そう言ったわたしに、
「…そんなの、どうでもよくなってきました」

大森さんが言い返した。

どうでもよくなってきたって…。

テーブルのうえに並べられているご飯がかわいそうに見えた。
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