Sweet Love~極上に甘い恋~
1分でも遅れたら、マズーイ!

合コンに参加したことを後悔してる場合じゃない!

「ちょっと」

わたしは隣に座っているミクの肩をたたいた。

彼女はわたしの友人で、わたしを数あわせ役として合コンに誘った張本人である。

「わたし、帰るね」

そっと、わたしはミクに耳打ちをした。

「えっ?

でもまだ始まったばっかりだよ?」

急いで帰り支度をするわたしを、ミクが引き止めようとする。

ミクにはわたしが大森さんのマネージャーをやっていることを言っていないのだ。
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