Sweet Love~極上に甘い恋~
「今日のご予定は?」

オムレツを食べながら、わたしは大森さんに聞いた。

本来だったら、マネージャーのわたしが彼のスケジュールを管理している立場なはずだ。

しかし、
「今日は10時から打ちあわせがあって、16時過ぎには終わります」

大森さんは手帳を見ずに、スラスラと言った。

マネージャーよりもスケジュールを知ってるなら、わたしはいらないよね?

心の中で呟いた後、
「じゃあ、16時にお迎えに参ります」

そう言った後、わたしはオムレツを口に入れた。

「ちゃんと、ですよ」

大森さんが念を押すように言った。

はいはい、わかってます。

わたしは心の中で返事をした。
< 7 / 328 >

この作品をシェア

pagetop