Sweet Love~極上に甘い恋~
大森さんの唇が躰に触れた。

「――あっ…」

甘い声が出てくる。

その声に、わたしは戸惑った。

自分の声のはずなのに、どうしてこんな声が出てしまうのだろう。

躰に舌が触れた瞬間、ビクッと躰が震えた。

その反応に、クスッと大森さんが笑った。

「――ちょっ…何で笑うんですか…?」

そう言った声は、自分でも驚くくらいに甘くて驚いた。

「ずいぶんと嬉しい反応をするんですねって」

大森さんが言った。

う、嬉しい反応!?
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