地味子とイジワル王子の秘密恋愛♡
え_?
柊先輩の匂いに包まれる。


「…なぁ紗莉?俺、ずっとお前のこと好きだった。今でもな」


抱きしめる力が強まる。


せん、ぱい。


「だから俺と付き合え。言っとくけど、拒否権ねーからな」


「ふふっ」


思わず笑っちゃう。


「…何笑ってんだよ」


先輩の低く、優しい声が耳に響く。


「…先輩、私も先輩のことが好きです」
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