地味子とイジワル王子の秘密恋愛♡
え?と呟く先輩。


「私、あの日思ってもないこと言っちゃったんです。…先輩に他に好きな人がいるって分かったから」


コツンっ


え__?
先輩が頭を小突きする。


「ばーか、気づくの遅せぇよ。お前のことに決まってんだろ」


フッと優しく微笑む先輩。


「せん、ぱい…。私、先輩の分のお弁当作ることも、彼女のフリすることも、全部幸せですよ!」


やっと本当のことを言えた。


「…偽物じゃなくて、俺の本物の彼女になれ」
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