地味子とイジワル王子の秘密恋愛♡
「……今回のことは全部デマ情報って伝えておくから、紗莉。あなたは彼と距離を取りなさい」


えっ?


そんなこと言われてたって…!


「ま、待ってください!柊先輩は私の彼氏で、先輩がいなきゃダメなんで__「それとも、あなたが辞める?」


……心臓を貫かれた気持ちになる。


胸が痛い。
張り裂けそうなぐらい。


「今は彼氏がどうとか言ってる場合じゃないの。事務所のために、彼との縁をきるか、それともあなたがやめるか…。よく考えなさい」


バタンっと大きな音をたてて、扉が閉まる。
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