地味子とイジワル王子の秘密恋愛♡
__えっ


そのまま引き寄せられて、気がつくとまた柊先輩の腕の中。


「ふっ捕まえた。やっぱ落ち着くわ、紗莉」


耳元で柊先輩の低めの声が響く。


私、今きっと顔真っ赤だ。


「せ、せんぱい…!近いです…!」


横を向くと先輩の顔がすぐそこにあるため、向けない。


「…なぁ、今どういう状況か分かってる?」


どういう状況って…、先輩に抱きしめられてる?よ?
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