OLユンファ。闇の左手。
あたしはサイ
あたしはサイ。

もともとはテラの観測官だった。

オールドルナに来た理由は別の作品世界からのスピンオフだったと思う。

あるいは室長に引き抜かれて。

「標石。
人が世界を確かに歩んできた証」
シリリンシャが鳥の巣箱を観ながらいう。綺麗な宝石が鳥の巣箱には飾られて。

「鳥はなぜ飛ぶのだろうな」
「人生を川の流れに例えたテラナーもいます」

あたしはサイ。
テラナーである。
< 44 / 67 >

この作品をシェア

pagetop