幼恋。
お泊まり!!?
クリスマスパーティーだけでも嬉しいのに友達とお泊まり会とか夢のまた夢だった私にとっては
スゴすぎる提案にみんなを見ると
旬佑先輩と架子ちゃんは頷いていた。
でも叶ちゃんは慌てたように『いや!』と声を上げる。
「ひとつ屋根の下に男女が泊まるのは何かあったら困るしダメだよ!」
叶ちゃんは顔を赤らめながらそう言ってきたけど、何かとはなんだろう??
そんな叶ちゃんを旬佑先輩は肩を叩いて笑う。
「いつもひとつ屋根の下におりはちゃんと暮らしてるだろ!
あとそんなこと誰もしないって心配するな〜!」
「そうそう、王子むっつりですねぇ〜」
旬佑先輩の言葉に続けて裕太くんもそう言って笑うけど、叶ちゃんはますます顔が赤くなった。
それを見て架子ちゃんは呆れたような顔でため息を着く。
「王子も心配しなくて大丈夫。
なんなら木下くん呼んだらおりはの護衛役で安全なんじゃない?」
「椛も呼んでいいなら呼ぶ!あと有澤くんも」
架子ちゃんの言葉に私が応えると
叶ちゃんは少し考えるような仕草をして
渋々といった感じで頷いてくれた。
思ってたことが現実になるなんて嬉しい。
椛に帰ったら伝えよう!