幼恋。
亜美さんの次々と発せられる言葉の刃に私は涙すら出なくてただもう何も考えられなくなった。
「これだけは言っておかないとと思って今日会ったの。
人殺し。被害者面。汚らわしい子。じゃあね」
心の底から私を汚いものを見る目で見た亜美さんはそう言い残すと1人でカフェを出ていってしまった。
残された私はさっきの言葉を思い返す。
やっぱり私生きてたらダメなんだ。
そう思うと少しだけなんだか気が楽になった気がして、最後にお父さんとお母さんと話し合わないとなぁなんて冷静になった。
きちんと真実を知って、私の罪をちゃんと償わなくちゃ。
「そうだよね…」
私は被害者じゃない。
自分からお願いして犯されて。
6人の子供を殺して。
おじさんを悪者にした。
なんて最低な人間なんだろう。
私は家に帰る道、ずっとそんなことを考えていて亜美さんからの言葉とを繰り返し思い出していた。